2021/03/02 23:09

こんばんは。

明日3月3日は桃の節句(上巳の節句)、ひなまつりですね。

女の子の健やかな成長と健康を願う行事。


現在の3月3日は春を待ち望む季節ですが、旧暦の3月3日は今の4月上旬〜中旬頃にあたり、

まさに春真っ盛り、桃の花が咲く季節なので、「桃の節句」とも呼ばれます。

古来中国では、桃の木は邪気を払う霊木で、病魔や厄災を寄せ付けない不老長寿の木とされていました。

また、桃は明るく美しい女性の象徴でもあったそう。こうした中国の影響を受け、日本でも桃の花が飾られるようになったそうです。


桃は、漢方でも桃仁(種)、桃葉、白桃化(花や蕾)が知られています。

桃の葉は、肌トラブルに効果的とされており、桃の葉ローションなどは一般的にも人気ですね。

私も子供のおむつかぶれや汗疹に、桃の葉を使ったことがあります。

(ハーブティーも同じく使えますよ^^)


ところで、ー どうして3月3日なのでしょう。

疑問に思い、ちょっと調べてみました。


中国では古来1・3・5・7・9の奇数が重なる日には、お供えやお祓いをする風習があったそうです。

33日、55日(端午の節句)、77日(七夕)など)


日本では平安時代には年中行事になり、江戸時代には「五節句」として幕府公式の祝祭日になりました。

本来、節句には男女の区別はないものですが、菖蒲を「尚武」とかけた端午の節句、

それに対し、上巳の節句は女の子のお祭りとして親しまれるようになったそうです。


また、日本には公家の女の子の遊びとして「ひいな(ひな)遊び」(人形を使ったおままごと)が節句とは別にあったことから、

武家へ嫁ぐ公家女性のお嫁入り道具として、武家社会にもひな人形が持ち込まれるようになり、

ひな人形を楽しむ習慣がだんだんと拡まり、この上巳の節句と結びついたと言われています。


私の住む愛知県にある「徳川美術館」では、毎年この季節に「尾張徳川家の雛まつり」の企画展がありますが、

贅を尽くした大雛段飾りが並ぶ様子は圧巻のひとこと。

徳川の時代には、バブルのような経済を背景に、豪華絢爛で大型のものが流行ったそうです。


京雛、関東雛では左右逆だったり、お雛菓子も様々な地方色があることから、そんな背景も知ると、

今でも日本中で愛されているお祭りなんだなと思いました。



桃ではありませんが。。。

こちらは月桃入りのお茶「縁-えにし-」




輝く女性のお茶「Jewel」





さて、それでは3月(弥生)のお知らせです。


今月も委託販売でお願いしています。


10(水) 「ちいさなこもれび -月に一度の販売会-」 10:00-14:00

   豊田市大林町1-3-3(花遊庭内ここはなさんにて)

(非常事態宣言が解除されたことに伴い、通常開催)


オンラインショップ、お取り扱い店での委託販売は、通常通りです。

4月には、出店が決まっているイベントもあります。

またお知らせしますね。


カウンセリングハーブティーも、たくさんの方にご利用頂き、リピートもして頂き、

大変嬉しく思っております。

その人ごとのご希望に応じて、細やかに対応できることが、作り手の私もとても嬉しいです。


この春には、娘が小学校を卒業し、中学への入学を控えています。

子どもの成長は本当に早く、嬉しくもあり、多少寂しさも。

どんどん自分の世界を広げていってほしいなと願っています。


では、3月もよろしくお願い致します。