2020/08/27 17:04

こんにちは。

今日もつい口から、「暑い!」と言う言葉が出てしまいます。
日中の暑さ、まだまだ続いていますね。熱中症警報も毎日途切れず出ています。
冷房はもちろん欠かせませんが、これからの時期は夜になると急に冷え込む・・・
なんていうことも増えてきます。
夏の感覚のままで生活を続けていると、身体が冷えがちになり
体調を崩しやすくなるのがこれからの時期。

先日、SNSで少し触れた自律神経のお話。
今日はもう少し詳しくご紹介しますね。

季節の変わり目、特に夏から秋には、「自律神経」が乱れやすくなります。

ー そもそも「自律神経」とは…?

簡単に言うと。。。内臓や血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整える神経です。
すべての内臓、全身の血管や分泌腺を支配しているのが、この自律神経。
内臓や血管を私たちの意思で動かせないのは、私たちの意思とは関係なく自律神経が独立して働いているからです。
このため、呼吸も、食べ物の消化も、汗をかくのも、意識しないで出来るのは、自律神経のおかげなんです。

この自律神経には、交感神経副交感神経の二つの神経があります。
交感神経:起きている時・緊張している時の神経。
副交感神経:寝ている時・リラックスしている時の神経。
この二つが、お互いに相反する働きをしながら、一つの器官に対し働きかけます。

「自律神経が乱れる」ということは、この二つの神経のバランスが崩れることにつながります。
この乱れによって、様々な症状が引き起こされます。
例えば、頭痛や疲労感、睡眠異常や胸部・胃腸の異常、吐き気、しびれ、皮膚の異常。。。などなど。
免疫力の低下にもつながります。
症状は人によって様々。複数を併発したり、治ったら別の症状が、ということも。

どんな原因で、この「自律神経」が乱れやすくなるのか。。。
その原因もいろいろあり、主なものに挙げられるのが、

・大きい気温差
・冷たい飲み物・冷房
・胃腸の疲れ

「温度差が大きい」ほど、自律神経は乱れやすくなります。
そのため、特に暑い夏から朝晩が冷える秋に入り、バランスが崩れやすくなります。
最近では「秋バテ」という言葉もあるぐらいですが、体の疲れと温度差がその原因に挙げられます。

「冷房」が欠かせないこの暑さ。特に年々、暑さも酷くなってきている様子。
そのため、夜間も冷房はつけっぱなしという方も、多くいらっしゃると思います。
涼を求めて、冷たいものを摂る機会もぐんと増えますね。
このままの生活を夏の延長で続けていると、体は冷えてしまい、ここでも自律神経にその影響が出てしまいます。

冷たいものを摂り続けていると、秋口には体のだるさを感じたり、惰性で冷たいものを求めたくなったり。。。
これは「胃腸」にも負担が大きく、ますます体は冷えていき、疲れが溜まりやすくなります。
「胃腸の疲れ」は免疫力にも関わりが深く、自律神経の乱れにもつながります。

夏の過ごし方が秋に及ぼす影響は大きいというのは、このためです。

では、秋を元気に過ごすために、どのようなことに気をつけたらいいのでしょう。
大変なことだとなかなか続きませんが、普段の生活の中で少し出来ること、そんなことに気をつけるだけでも
体には確実に影響します。
ご紹介するもので、これなら!と取り入れられそうなものがあれば、ぜひお試しください。

・体を温める食材を摂る
 生姜などの食材を積極的に摂る。
 飲み物も、氷入りを控え、常温やホットを。

・睡眠をしっかり取る
 日付が変わる前には休み、睡眠時間も7時間ほど確保しましょう。
 スマホやテレビなども寝る直前まで見ないことをおすすめします。

・朝食をしっかり摂る
 朝食を摂ることで体温が上がり、自律神経が整いやすくなります。
 人によって量も嗜好も様々ですが、体を温めるものを少しでも口に入れましょう。
 私も日によって白湯だけの時もありますし、その時の体調に合わせて摂りましょう。

・深い呼吸をする
 おなかの筋肉を使う腹式呼吸で、特に吐く息を強めに。
 吸う息が交感神経を、吐く息が副交感神経の働きを促します。
 ゆっくりと深い呼吸ができるヨガなどの有酸素運動を生活に取り入れてみましょう。
 お散歩も、深い呼吸を意識しながら、など、普段からやっていることに呼吸を意識して合わせてみましょう。

元気に秋を過ごすために、少しずつ意識をしながら過ごしていけたらいいですね。


写真は、この暑さを利用して作ったサンティー(Sun Tea)